韓国では新型コロナウイルスの新たな感染者数は最近、減少傾向が続いているものの、海外からの流入が増えていて、検疫をさらに強化する必要があるという指摘が出ています。
中央防疫対策本部の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染者は23日午前0時の時点で、前日より新たに64人増えて、合わせて8961人となったということです。
新たな感染者数は二桁が続き、減少傾向にあります。
死者は7人増えて、111人となりました。
新たな感染者は、大邱（テグ）、慶尚北道（キョンサンブクド）で26人ともっとも多く、続いて京畿道（キョンギド）で14人、ソウルで6人の順でした。
一方、海外から流入した感染者数は22日午前0時の時点で120人あまりに上り、最近、海外からの流入が目立っています。
このうちヨーロッパからの入国者が73人でもっとも多く、中国を除くアジア各国が19人、米州が12人の順です。
新型コロナウイルスの感染は、1月末に中国武漢から入国した人を中心に「最初の流行」が始まったのに続いて、大邱（テグ）、慶尚北道（キョンサンブクド）で感染が急速に広がった「2次流行」を経て、最近ではヨーロッパやアメリカなどからの流入による「3次流行」の兆しが見え、検疫をさらに強化する必要があるという指摘が出ています。