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社会

国立中央医療院 「新型コロナの流行の長期化に備えるべき」

Write: 2020-03-24 11:36:02Update: 2020-03-24 11:58:56

国立中央医療院 「新型コロナの流行の長期化に備えるべき」

国立中央医療院は、新型コロナウイルスの感染拡大について、「MERS=中東呼吸器症候群が流行ったときのように完全に終息させることはできない」として、政府に対して長期化に備えるよう呼びかけました。
国立中央医療院の新型感染症中央臨床委員会は23日、記者会見し、「新型コロナウイルス感染症は人口の60%以上に免疫力がついたときに拡大が止まるだろう。どんな政策を選んでも、MERSが流行ったときのように完全に終息させることはできない」と述べました。
そして、「人口の60%以上に免疫力がつく方法は、予防接種しかない」として政府にワクチンの開発に積極的に乗り出すよう促しました。
また、1918年に大流行したスペインかぜの場合、春の第1波よりその年の秋の第2波が5倍以上大きく広がったことを例に挙げ、「呼吸器疾患は気温が高くなると収まるが、気温が下がると再び流行る可能性がある」として、夏以降も警戒が必要だと強調しました。
さらに、「政府のこれまでの防疫政策は『抑制』だったが、『抑制』を続けるのには限界がある。数か月かかるワクチンの開発まで、抑制策を一部緩和するか、維持するかを選択しなければならない」としたうえで、教育当局に対して「流行の長期化に備えて、新学期を始めた場合、校内で感染が広がらないようあらかじめ防疫計画を立てなければならない」と対策の徹底を呼びかけました。





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