中央防疫対策本部は29日、国内の80歳以上の感染者の致死率が急速に上昇していると明らかにしました。
中央防疫対策本部によりますと、29日午前0時時点で、80歳以上の新型コロナウイルスの感染者の致死率は17.51%で、平均致死率の1.59%の10倍を超えたということです。
80歳以上の感染者の致死率は、今月2日3.7%となっていましたが、29日に17.51%となり、1か月あまりでおよそ4.7倍上昇したことになります。
現在治療中の80歳以上の感染者の39.1%は重症、9.1%は危篤な状態であるため、致死率は今後さらに上昇するものとみられます。
これと関連し、中央防疫対策本部の権埈郁(クォン・ジュヌク)副本部長は28日の定例記者会見で、「大邱市を中心に重症患者の死亡が続いている」とし、「初期の段階で適切な治療を受けられるようにし、医療スタッフや物資が不足しないように綿密に状況を把握する」と述べました。