アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」の乗組員1人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。これでアメリカの空母4隻で感染者が確認されたことになります。
アメリカ現地メディアは7日(現地時間)、複数の関係者の話として「先週、アメリカ海軍の原子力空母ニミッツで新型コロナウイルスの感染者が確認された」と報じました。
ニミッツは現在、アメリカ太平洋沿岸のワシントン州ブレマートン海軍基地に停泊しています。
アメリカでは先月から原子力空母での新型コロナウイルスへの感染が相次いでいて、3月にフィリピン海で作戦行動をとっていたセオドア・ルーズベルトで、これまでに乗組員200人以上の感染が確認されています。
また、日本の横須賀基地を事実上の母港とするロナルド・レーガンでも乗組員2人が、またワシントン州ピュージェット湾でメンテナンス中のカール・ビンソンでも乗組員1人の感染がそれぞれ確認されています。
感染者が出た空母4隻はいずれも太平洋に配置されているため、有事の際には北韓や中国への対応に支障をきたす可能性があるとして懸念が高まっています。
とくに、ロナルド・レーガンは、これまで北韓が核実験や長距離ミサイルを発射した際など、韓半島の緊張が高まるたびに韓国東の海、東海(トンヘ)に出動してきました。