韓国で、脱臭や殺菌効果があると宣伝されているマスク用の消毒剤について、環境部は、安全性が確認されていないとして、使用しないよう呼びかけました。
環境部は9日、新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか、安全基準の確認や認可を受けず、違法に販売されていた2つの消毒剤について、製造、輸入、販売を禁止し、回収するよう命令したと明らかにしました。
このうち、1つは、スプレー型のもので、環境部は、健康に影響がないか確認されていないうえ、スプレーは、直接鼻に入る危険があるとして、使用しないよう呼びかけました。
環境部は、最近、新型コロナウイルスに対する人々の不安につけこんで、消毒剤を違法に販売したり、うその宣伝をする業者が増えているとみていて、監視体制を強化しています。今回処分を受けた2つの製品のほか、違法販売が疑われる25の製品についても、処分する手続きを行っているということです。
環境部は「物を買う時は、まず安全確認マークが記されているかチェックし、政府がまとめた消毒剤リストに入っているかどうか、確認してほしい」と呼びかけました。