韓国銀行は16日、証券会社や保険会社向けの緊急融資を実施すると発表し、企業に広がっている資金繰り問題を解消できるか注目されます。
韓国銀行はこの日、委員会を開き、来月4日から、銀行、証券会社、保険会社を対象に、金融安定特別貸出制度を実施すると明らかにしました。特別貸出制度は、AA-以上と格付けされている信用度の高い社債を担保に最大で10兆ウォンを融資することを骨子としていて、韓国銀行が融資の担保として社債を認め、証券会社や保険会社向けに融資を行うのは今回が初めてです。
今回の措置は、新型コロナウイルスの感染拡大によって、証券会社の資金繰りが厳しくなっていることを受け、韓国銀行が積極的な対策に乗り出したものと見られています。
専門家は、今回の措置について、証券会社は、信用度の高い社債を多く持っているため、流動性を高める面では、早期に効果を得られるだろうとした一方で、来月4日に制度が実施されるまで、あと20日ほど待たなければならないと懸念を示しました。そのうえで「証券会社は、果たしてこの制度をうまく活用することができるか、他の金融機関で資金繰り問題が浮上するのではないか、今後も見守る必要がある」と述べました。