北韓が、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため取っていた休校措置の延長を解除し、一部の学年から新学期を始めたもようです。
海外宣伝サイトの｢ネナラ｣は20日、「休みが終わり、授業が段階的に始まっている。大学生と高級中学校3年生が授業を受けている」と伝えました。
北韓の教育制度は、幼稚園2年目から高校にあたる高級中学校3年までの「12年制義務教育」で、新学期の開始は韓国より1か月遅い4月1日から始まります。
新型コロナウイルスの感染に対する厳しい警戒が続く中で、受験生の高級中学校3年生と大学生から段階的に新学期を開始したものとみられます。
日付は明らかにしていませんが、週明けの20日から始めた可能性が高いとされます。
北韓は、中国武漢での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし1月末から国境を閉鎖していて、これまで感染者は一人も出ていないと主張しています。