新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していた3月に、韓国を訪れた外国人観光客は、およそ8万3000人と、去年の同じ月より95％近く減少しました。
国別に見ますと、先月、韓国に対する「感染症危険情報」を「レベル３」に引き上げた日本からの観光客は、8347人と、前年同期比、97.8％減少しています。韓国に対して、旅行自制警報を発令した中国からの観光客は、1万6595人と96.6％減少しました。中国と日本を除くアジアや、中東からの観光客も、各国による旅行自制勧告や、旅行禁止措置により、93.7％減少しており、アメリカからの観光客は、87.5％減少しました。
一方、3月に観光のため海外に向かった韓国人は、去年の同じ時期に比べ93.9％減少し、14万3366人でした。
旅行業界の関係者は「3月には、外国人観光客がほとんど来ていないと言ってもいい。新型コロナウイルスが鎮静化した後、観光市場をどのように回復させるかが問われている」と話しました。