韓国の中央防疫対策本部は26日、新型コロナウイルスによる感染症が完治して隔離が解除された後に、再び陽性判定を受けた人が263人になったと発表しました。
中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は記者会見で、「ウイルスの培養検査を行い、再び陽性判定を受けた患者との接触者を追跡し、2次感染の有無を確認している」と明らかにしました。
2次感染の有無を確認するまで2週間かかるとされていますが、現時点まで再陽性となった患者から2次感染した事例は確認されてないということです。
また、すでに完治して隔離が解除された感染者全員を対象に再検査を行うかどうかについては、「今のところ、症状がない事例を含めた全員に対して検査を行う必要性は低いと判断している」と述べました。
そのうえで、再陽性となった患者に対する調査結果に基づいて、感染力の危険度を判断し、全数検査や隔離解除後の管理の強化に関する指針を設ける方針だとしました。