出生数の急減で、韓国では、死亡数が出生数を上回る「自然減」が4か月連続で続いています。
統計庁が28日に発表した統計によりますと、先月2月の全国の出生数は、2万2854人と、去年の同じ月より2919人減りました。1981年に統計を取り始めて以来、2月としては最も少なくなっています。
一方、2月の死亡数は、2万5419人と、去年の同じ月より2492人増え、1983年に統計を取り始めて以来、2月としては最も多くなりました。
これによって、ことし2月の月間の自然減は、2565人となり、去年11月から自然減に転じて以来、4か月連続で自然減が続いています。
統計庁の関係者は「死亡者数は、過去最高に増えた一方、出産は過去最少に減り、だんだん格差が広がっている。ことしの韓国の年間人口が初めて、自然減に転じる可能性が高まっている」と分析しました。