明日30日から始まる最長6日間の大型連休・ゴールデンウィークを控え、列車や航空チケットの予約率が大きく増えたことが分かりました。
韓国では、釈迦の誕生日として祝日に指定されている明日30日からこどもの日の来月5日まで、最長で6日間のゴールデンウィークが始まります。
コレール＝韓国鉄道公社によりますと、ソウルを出発するKTXの下り線の一部では、29日時点ですでに売り切れとなった列車も出ているということです。
また、ゴールデンウィークの間、高速道路の交通量が一日平均でおよそ８％増えるとの見通しも出ています。
韓国道路公社によりますと、ソウルから出発する下り線は明日30日午前にピークを迎え、ソウルに向かう上り線は来月2日午後がピークになるということです。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、海外旅行が難しくなったことで国内線の需要が増え、特に済州島への旅行客が増えたものとみられます。
国土交通部の29日現在のまとめによりますと、29日から子どもの日の5月5日まで済州空港を離発着する旅客機は、あわせて1530便にのぼり、一か月前の同じ期間に比べ、およそ2倍以上増えたということです。
ゴールデンウィークで人の移動が多くなることで、新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向に転じる可能性があるため、防疫当局をはじめ観光や運輸業界関係者の間では、緊張感が漂っています。