韓国と中国は29日、局長級の防疫対策会議を開き、韓国の企業関係者が中国を訪問する際に例外的に入国を保証する「ファーストトラック制度」を、5月1日から施行することに合意しました。
これによって、中国がすべての外国人に適用している中国入国後「2週間の隔離」が、韓国の企業関係者に限って免除されます。
外交部によりますと、これには中国の地方政府が発行した招待状と、ソウルの中国大使館が発行したビザが必要で、これらがあれば、中国入国の際の手続きが簡素化され、2週間の隔離も免除されるということです。
5月1日から施行されるこの制度は、現在、韓国との間に定期便を運航している上海市、遼寧省、山東省、江蘇省、安徽省の5つの地域からまず適用し、その後、天津市、重慶市、広東省、陝西省、四川省にも適用していくということです。