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社会

防疫当局 レムデシビルについて「防疫効果は限定的」

Write: 2020-05-06 10:42:56

防疫当局 レムデシビルについて「防疫効果は限定的」

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの治療薬として期待されている「レムデシビル」について、韓国の防疫当局は、使用が重症患者に限られているため、感染拡大を防ぐ防疫対策としては限界があるという考えを示しました。
中央防疫対策本部は5日、定例の記者会見で「レムデシビルが重症の患者の入院期間を縮めたり、より重症化することを防ぐことが期待される」とした一方で「新型インフルエンザが流行した当時のタミフルのように、全ての患者に投与すれば効果を発揮し、感染拡大を抑えられるほどの威力はないものとみられる」として、レムデシビルを防疫対策として活用するには限界があるとの考えを示しました。
レムデシビルは、アメリカに本社がある「ギリアド・サイエンシズ」がエボラ出血熱の治療薬として開発を進めてきた薬で、新型コロナウイルスの治療にも効果がある可能性が指摘されたことから、アメリカのFDA=食品医薬品局は、今月1日、新型コロナウイルスの重症患者に対する緊急使用を認めました。
これを受け、韓国では、防疫当局が専門家を集め、レムデシビルの臨床試験を行うほか、使用が認められている海外の事例などを分析しています。防疫当局は、国内での臨床試験の結果を基に、治療効果があると判断されれば、特例輸入などを通じて手配する計画です。

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