韓国では6日午前0時の時点で新型コロナウイルスの新たな感染者は国外からの入国者2人に確認されましたが、3日連続、国内での感染者は出ていません。
そうしたなか6日からは感染拡大を防ぐための措置が一部緩和されました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は6日午前0時の時点で2人増えて、累計で1万806人になりました。
新たな感染者2人は、いずれも海外からの入国者で、国内での感染者は3日連続、見つかっていません。
死者は1人増えて合わせて255人になりました。
新たな感染者が2人まで減ったのは、宗教団体の大邱（テグ）にある教会で集団感染が始まったことし2月18日以来、初めてです。
また新たな感染者数は、先月18日に18人と、10人台に減った以降、19日連続で20人を下回っています。
韓国政府は、新型コロナウイルの新たな感染者数が減少していることを受けて、これまで取られていた「社会的距離の確保」の措置を、6日からは生活のなかで距離を置く「生活防疫」の措置に移行しました。
一方、政府は、「生活防疫に移行したが、警戒を緩めてはならない」としていて、「感染症に関する警戒レベルを4段階のうちもっとも高い、いまの『深刻』から一つ下の『警戒』に引き下げることについては、まだ検討していない」ということです。