韓国戦争で戦死した兵士の遺骨の発掘事業が6日から、全国36の地域で始まりました。
国防部は、ことしは韓国戦争から70年となる節目の年にあたるため、国家報勲処など関係機関と協力して遺骨発掘事業をさらに充実させるとしています。
まずDNA鑑定のための遺族の遺伝子データをことしさらに1万2500件確保する方針で、2022年まで11万件の確保を目指します。
また、ことし10月までに「身元確認センター」を完成させ、戦没者の遺骨の身元確認能力を向上させます。
ことしの遺骨発掘事業は3月中旬から始まる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されました。
ただ、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)のDMZ=非武装地帯のファサルモリ高地での遺骨の発掘は先月20日に行われています。