サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)副会長は、経営権の継承をめぐる問題と関連して、「国民の期待に応えることができず、失望を抱かせた」として謝罪しました。
李副会長は6日、サムスングループの経営を監視するために発足した サムスン遵法監視委員会の勧告を受け入れ、国民に対して経営権の継承問題に関する謝罪文を発表しました。
サムスングループは2019年、創業家の支配力が強い第一(チェイル)毛織と、建設などを手がけるサムスン物産を合併させる過程で、李副会長の経営権継承に有利になるよう系列会社が働きかけた疑いが持たれています。
具体的には、李副会長に有利な合併比率に設定するために、合併直前に第一毛織の子会社だったサムスン・バイオロジクスの価値を粉飾会計によって膨らませたという疑惑です。
李副会長は謝罪文で、「子供に経営権を継承させないつもりだ」としたうえで、「今後は、経営権の継承問題で物議を醸すことがないようにする」と約束しました。
一方で、粉飾会計の疑惑については、これといった言及はありませんでした。
また、労使問題で裁判を受けている状況について、「健全な労使文化が定着するよう努める」と述べました。
*2023.7.18 修正