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国際

LG化学のインド工場でガス漏れ発生 11人死亡

Write: 2020-05-08 12:01:31Update: 2020-05-08 21:34:39

LG化学のインド工場でガス漏れ発生 11人死亡

Photo : YONHAP News

インド南部アンドラプラデシュ州にある韓国企業LG化学の工場で7日、ガス漏れが発生し、周辺住民など少なくとも11人が死亡、数百人が入院しました。
現地当局者によりますと、ガス漏れが発生したのはLGポリマーズの化学工場で、現地時間7日午前3時30分頃で、毒性をもったガスが工場から半径3キロメートルの範囲に広がり、周辺住民ら少なくとも11人が死亡、400人が病院に搬送され、5000人以上が目の痛みや呼吸困難などの体調不良を訴えているということです。
LGポリマーズは、プラスチック製品の材料となるポリスチレンなどを生産する工場で、漏れたのはスチレンを含んだ有毒ガスとみられています。
スチレンはスチロール樹脂や繊維ガラス、ゴムなど様々な工業製品の材料になります。
インド政府の関係者によりますと、スチレンを貯蔵するタンクの冷却器の故障が原因である可能性があるということです。
ガス漏れ前には火災も発生していましたが、直ちに鎮火されたということです。
インド当局は、工場近隣の住民を避難させ、事故の原因を調べています。
事故をめぐっては、8日未明に工場で再びガス漏れが発生したという報道やこれを否定する報道が出るなど、緊迫した状況が続いています。
工場では、新型コロナウイルスのロックダウンのため操業を停止し、操業再開に向けた準備が行われていたということです。

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