ソウル市内の繁華街・梨泰院(イテウォン)のクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染を受け、京畿道(キョンギド)が、道内の遊興施設に2週間の集合禁止命令を出し、事実上、店舗の営業を禁止する措置を取ったことが分かりました。
李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事は、「京畿道にある全ての遊興施設と一部の飲食店に対して、10日午後8時から24日までの2週間、集合禁止命令を発動する」と発表しました。
集合禁止命令の対象となるのは、遊興施設5536か所と、飲食店198か所の合わせて5734か所です。
ソウル市は9日、市内の遊興施設に無期限の集合禁止命令を出しましたが、京畿道が期間を2週間に区切ったことについて、李知事は「事態が収束しない場合、期間を延長する」と述べました。
疾病管理本部によりますと、梨泰院のクラブで発生した集団感染と関連のある感染者は、10日午後の時点でソウルで30人、京畿道で14人、仁川で6人、忠清北道で2人、釜山で1人、済州島で1人の合わせて54人となっています。