未成年者を含む女性を脅迫し、わいせつ動画を撮らせ、SNSソフトで販売したとする、いわゆる「n番部屋事件」のチャットルームを開設したとされる男が逮捕されました。
慶北(キョンブク)地方警察庁のサイバー安全課は11日、SNSソフト「テレグラム(Telegram)」のチャットルーム「n番部屋」を運営していた男を児童青少年性保護法違反の疑いなどで勾留令状を申請したと明らかにしました。
この男には、未成年者を含む複数の女性が性的被害を受けている動画を制作し、チャットルームで流布した疑いなどが持たれています。
警察によりますと、男は9日に警察署に出頭し、取り調べで犯行を認めたため緊急逮捕しました。
この男は、同じ疑いで逮捕されたチョ・ジュビン容疑者が運営していた「博士の部屋」のルーツともなる「n番部屋」を開設したとされていますが、チョ容疑者とは違って、数か月前にテレグラムでの活動を中断し自身の痕跡を消したため、逮捕までに時間がかかったということです。
一方、チョ容疑者と同じように、男の身元も公開されるかに注目が集まっていますが、これについて警察は、「審議委員会を開き公開するかどうかや、その方法などを決める方針だ」と明らかにしました。