韓国の２大財閥グループ、サムスングループと現代自動車グループの経営トップが、初めて単独で会合しました。
サムスングループの李在鎔（イ・ジェヨン）副会長と、現代自動車グループの鄭義宣（チョン・ウィソン）総括首席副会長は13日、次世代バッテリーの全固体電池の現状や将来性について意見を交わすため、会合を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、企業が未曽有の危機に陥っているなか、各グループの「３代目総帥」と呼ばれるトップ2人が会合することで、両グループの連携につながるか、注目されます。
これまで、両者は、政府主催の行事や財界総帥の会合などで、幾度、顔を合わせていましたが、事業について話し合うため、単独で会合するのは今回が初めてです。
財界関係者は、今回の会合について「世界のIT産業と自動車産業で、それぞれ活躍している両グループの連携は、韓国が世界モビリティ産業の未来をけん引する国へと成長するきっかけとなるだろう」と期待を示しました。