文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、今月18・19日にテレビ会議で開かれるWHO=世界保健機関の年次総会で、韓国の現職大統領として初めて基調演説を行ないます。
大統領府青瓦台の関係者は13日、「文大統領は18日に演説を行ない、新型コロナウイルスの感染症対策の過程で韓国が得た成果や経験をWHO加盟国と共有する予定だ」と明らかにしました。
文大統領は演説で、開放性・透明性・民主性という韓国政府の防疫3原則を紹介し、国際社会の連携や協力を通じて新型コロナウイルスを克服しようと呼びかけるものとみられます。
今回の基調演説は文大統領が先月、WHOのテドロス事務局長と電話会談した際に要請を受けていたもので、文大統領はアジア各国の代表として演説を行ないます。
総会では文大統領のほかにも、ドイツのメルケル首相がヨーロッパを、南アフリカ共和国のラマポーザ大統領がアフリカを代表して演説を行う予定だということです。