ソウル市内の繁華街、梨泰院のクラブを中心に発生した新型コロナウイルスの集団感染が、クラブに行っていない人にも広がり、2次・3次感染が増加傾向にあります。
中央防疫対策本部によると、梨泰院のクラブに関連した新規感染者の発生は、クラブへの直接の訪問者からその周辺の接触者に中心が移っています。
初期には感染者はクラブへの訪問者が中心でしたが、13日から接触者の感染事例のほうが多くなり、14日の時点では、訪問者5人、接触者15人と、その開きがさらに大きくなっています。
梨泰院のクラブ関連の感染者の累計総数は、14日正午の時点で133人となっており、そのうち51人、およそ38%が接触者の感染事例です。
クラブ関連の新規感染者の発生は、職場や家庭だけでなく、カラオケなどを介しても広がっており、3次感染とみられる事例も相次いで発生しています。
クラブ訪問者のほとんどが社会的な活動が旺盛な20代、30代であることから、さらなる感染拡大の懸念が高まっています。