韓国開発研究院＝KDIは、韓国のことしの経済成長率の見通しを0.2％と、大きく下方修正しました。
KDIは、20日発表した「2020年上半期の経済見通し」で、 新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、韓国のことしの経済成長率の見通しを、去年11月に発表した2.3％から2.1ポイント引下げ、0.2％へと大きく下方修正しました。
KDIは、今回の大幅な下方修正について、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、個人消費が鈍化し、主要国の国境封鎖措置により、輸出が大きく減少していることが主な要因であると説明しました。
KDIは、新型コロナウイルスの感染拡大の先行きが不透明であるなか、マイナス成長に転じる可能性も高いとして、「企業の倒産や、家計の破綻、失業などが発生すれば、ウイルスが終息した後も、景気の持ち直しには時間がかかる。金融政策や資金供給、雇用安定に向けた政策が急がれる」という見解を示しました。