アメリカで白人の警察官に拘束された黒人男性が死亡した事件を受けて、全米各地に抗議デモが広がっていますが、韓国人が経営する商店への被害も拡大しています。
外交部とアメリカ駐在韓国大使館によりますと、デモの影響で韓国人が経営する126の商店が被害を受けました。
現地の在外公館に寄せられた被害届は、黒人男性の死亡事件が起きたミネアポリスのある中西部ミネソタ州での10件以外にも、フィラデルフィアで56件、シカゴで14件、セイントルイス10件など合わせて126件に及んでいます。
被害届けは前の日よりも27件増えましたが、今のところ人命への被害が出ていないということです。
現地の韓国人たちは、ショーウィンドウの破損や商品の盗難を防ぐために防護板を設置したり、非常対策協議会を発足して被害の最小化に取り組んでいます。
外交部は、アメリカ地域の公館と協力して、現地の韓国人の安全確保や被害の最小化などに向けて努力を続けていくと明らかにしました。