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韓半島

金与正氏が韓国への攻勢 金委員長との役割分担明確に

Write: 2020-06-09 13:39:37Update: 2020-06-09 14:07:19

金与正氏が韓国への攻勢 金委員長との役割分担明確に

Photo : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が労働党中央委員会政治局会議で韓国との問題について一切言及しなかったことから、妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長との役割分担が明確になったという見方が出ています。
北韓の朝鮮中央通信は8日、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が7日に、党中央委員会政治局会議を開いたと報じました。
主な議題は経済と住民生活の問題がほとんどで、韓国についての言及はありませんでした。
脱北者らによる体制批判のビラ散布を受けて、金与正党第1副部長が4日、談話を発表して韓国政府の対応を非難したのに続いて、5日には統一戦線部の報道官が、6日と7日には労働党機関紙「労働新聞」が、連日韓国への非難の声を強めているなか、金委員長が開いた会議でこれについての言及がいっさいなかったことから、金党第1副部長との役割分担が明確になったとする見方が出ています。
金委員長は国家指導者として内政や住民生活に集中する一方、金党第1副部長が韓国との正面に出て攻勢をかける役割を果たしているという見方です。
金委員長が韓国との関係で前面に出ないのは、今後の国際関係で身動きが取れなくなるのを防ぐためという見方も出ています。
専門家らは、「金委員長が前面に出る場合、ほかの可能性を作り出す余地がなくなる。金党第1副部長を代わりに前面に立て、南北関係に破格の変化が必要な場合に、金委員長が自ら乗り出す余地を残したものだ」と説明しています。

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