各国の犯罪件数や警察・軍事力などをもとに算出する世界平和度指数の調査で、韓国は去年より9位上昇して48位となりました。
オーストラリア・シドニーに本部がある国際関係シンクタンクの経済平和研究所(IEP)が12日に発表したことしの「GPI=世界平和度指数」に関する報告書で、163か国のうち韓国は1.829点で48位を記録しました。
GPIは、凶悪犯罪の発生件数やテロの危険性、人口10万人に対する警察および軍人の数、GDP=国内総生産に対する軍事費の比率、難民の数、周辺国との関係など23の指標をもとに国別の点数を算出したもので、点数が1に近いほど「平和な状態」にあることを意味します。
ことしの報告書では、163か国のうち81か国が去年より平和になり、80か国はその反対でしたが、北韓は2.962店で151位を記録し、去年より1位下落しました。
もっとも平和な国はアイスランド(1.078点)で、2008年から1位の座を守っています。
もっとも平和でない国はアフガニスタン(3.644点)で、シリア、イラク、南スーダン、イエメンなどが下位に名を連ねました。
一方、経済平和研究所は、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で各国の政治経済状況や国際関係が悪化するなど、世界平和においてもネガティブな影響を与えるだろうと分析しています。