アメリカのトランプ大統領は韓国戦争勃発から70年を迎えた25日、ワシントンの韓国戦争戦没者慰霊碑を訪れ献花しました。
トランプ大統領が韓国戦争の慰霊碑を訪れたのは就任後初めてです。
トランプ大統領は、メラニア夫人とともに献花し、黙とうをささげたあと、李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使夫妻らと歓談しました。
李大使は報道陣に対し、トランプ大統領は韓国情勢に関心と懸念を示したと伝えました。
トランプ氏は文大統領へのメッセージも伝えたということですが、具体的な内容については明らかにしていません。
トランプ氏が大統領就任後初めて記念碑を訪れたことについて、韓米同盟が強固であることをアピールする狙いがあるとみられます。
トランプ大統領はこれに先立ち、韓国で開催された韓国戦争70周年行事に映像メッセージを送り、「共産主義を防ぐために勇敢に戦ったすべての人々に感謝と敬意を表す」と述べました。
ポンペイオ国務長官も声明を出し、「韓国の防衛に関するアメリカの約束は強固なものだ」と強調しています。
さらにデイビッド・スティルウェル東アジア・太平洋担当次官補は現地時間の25日、域内の秩序を守るための韓米・日米同盟の重要性を強調しました。
米朝の非核化交渉がこう着状態に陥っていることについては、依然として交渉の扉は開かれているとの立場を改めて示しました。