行政裁判所、セマングム干拓中断を決定
Write: 2003-07-15 00:00:00 / Update: 0000-00-00 00:00:00
全羅北道 扶安(ブアン)郡の本土と沖合の島々を結ぶ、西海岸の大規模干拓、セマングム干拓の一切の工事を中断させる決定が15日、ソウル行政裁判所によって出されました。セマングム干拓事業は 全羅北道 扶安郡の本土と、西海岸の沖に浮かぶ島々を長さ33キロの防波堤で結び、その内側の海を2万8,300haの農地と1万1,800haの淡水湖にする干拓事業で、91年11月から工事が進められています。しかしこの工事は水質を悪化させ、干潟がなくなるとして2001年8月、住民や市民団体の3,500人あまりが事業認可の取り消しを求める訴訟をソウル行政裁判所に出し、さらに先月には判決が下されるまで工事を中断させることを求める執行停止申請も出していました。これについて、ソウル行政裁判所は決定文で「事業の目的は農地作りと水資源の開発だが、新しく作られる淡水湖は水質が汚染し、はじめ計画した農業用水の確保が難しいと予想される。事業継続で防波堤が完成し、その淡水湖が汚染されていた場合、回復にはばく大な費用がかかるため判決に先立って、まず工事を停止させる緊急事態が認められる」としています。これに対して農林部は、高等裁判所に控訴するとしています。
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