ことし2月、アカデミー賞で4冠に輝いたポン・ジュノ監督の映画「パラサイト　半地下の家族」の俳優とスタッフが、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの新しい会員に選ばれました。
映画芸術科学アカデミーは現地時間の6月30日、アカデミー賞の選考で投票権を持つ会員の新たなメンバーとして819人を選定し、招待状を送ったと発表しました。
この中には、「パラサイト 半地下の家族」に出演したチェ・ウシクさん、チャン・へジンさん、チョ・ヨジョンさん、イ・ジョンウンさん、パク・ソダムさんが含まれたということです。
また、スタッフとして映画に参加した衣装監督のチェ・セヨンさん、編集監督のヤン・ジンモさん、音楽監督のチョン・ジェイルさん、プロデューサーのクァク・シネさん、技術監督のイ・ハジュンさん、音響監督のチェ・テヨンさん、作家のハン・ジンウォンさんなども名を連ねました。
ポン・ジュノ監督と俳優のソン・ガンホさんは、2015年にすでに会員になっているということです。
映画芸術科学アカデミーは、白人男性が会員の多くを占めているとして会員構成に多様性を持たせる必要があるとの声が高まったのを受け、2015年に韓国人としては初めてイム・グォンテク監督やポン・ジュノ監督、俳優のソン・ガンホさんとチェ・ミンシクさんをアカデミーの会員に招待しました。
翌年の2016年に招待されたパク・チャヌク監督やイ・チャンドン監督、キム・ソヨン監督、俳優のイ・ビョンホンさん、アニメーターのキム・サンジンさんなど、現時点で韓国人の会員数はおよそ40人となっています。