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韓国政府は、アフリカの紛争地域で支援を行っているPKO=国連平和維持活動に対して、新型コロナウイルスの感染防止用マスク6万枚を提供する予定です。
国防部と外交部は6日、国連PKOに関する閣僚級会合の準備企画チームの発足式を開き、「ハンビッ部隊が活躍している国連南スーダン派遣団や国連コンゴ民主共和国安定化派遣団に対して防疫マスクをそれぞれ3万枚ずつ提供する予定だ」と明らかにしました。
国連南スーダン派遣団は韓国を含め72か国から1万6117人が、国連コンゴ民主共和国安定化派遣団はインドなど57か国から1万5249人が参加し活動を行っています。
国防部は、新型コロナウイルスの感染が続くなか、劣悪な環境で任務を遂行している国連派遣団のために、この日の発足式でマスクの支援を決定したと明らかにしました。
国連PKOに関する閣僚級会合は、PKOに資金や兵力を供与する150か国あまりの外相や国防相が参加する国際会議で、来年4月8日9日の二日間、ソウルで開催される予定です。国防部、外交部、科学技術情報通信部、警察庁など関連省庁から派遣された人員で構成された準備企画チームは、閣僚級会合で国際平和と安保のための技術や医療分野での協力を盛り込んだ国際公約が採択されるよう準備する計画です。
政府の関係者は、「閣僚級会合を通じて、技術・医療大国の韓国の強みとノウハウが国際社会に対して実質的かつ意義のある貢献として具体化できるよう取り組む」と語っています。