韓国銀行の金融通貨委員会は16日、ことしの実質GDP=国内総生産の成長率が、5月に予測したマイナス0.2%を下回る見通しを示しました。
金融通貨委員会は、韓国の経済状況について、「民間消費は、経済活動に対する制限の緩和や政府の支援策などで持ち直したものの、輸出の減少と建設投資の調整が続く中、設備投資の回復は遅れ、低調な流れが続いている。就業者数が大幅に減少し続けるなど、雇用も引き続き低迷しており、今後、設備投資と建設投資が緩やかに改善するとみられるものの、消費と輸出の回復は当初の予想より多少時間がかかるものとみられる」と説明しました。
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は、この日の記者会見で「5月に成長率の見通しを示した当時は、新型コロナウイルスの感染拡大が、今年後半に入れば、鎮静化すると予想していたが、7月中旬になった今、むしろ拡大の勢いが加速している」としたうえで、「ことし前半の落ち込んだ輸出が回復するには、時間がかかる可能性があり、そうなれば成長率は影響を受けざるを得ない」としています。