新型コロナウイルスの影響で、韓国の上位500社の従業員が、1万人以上減少したことが分かりました。
韓国の企業情報サイト「CEOスコア」が、韓国の上位500社のうち、国民年金への加入の有無を確認できる498社の加入者の推移を調査した結果、ことし2月から6月までの間に、従業員1万1880人が減少したということです。
業種別には、流通をはじめとする飲料・食料品や、生活用品、サービスなどでの減少幅が目立ったほか、建設や建築材料、自動車、部品などでも1000人以上減ったということです。
企業別には、韓国最大のシネマコンプレックス「CJ CGV」で2508人が減少してもっとも多く、次いでロッテショッピング、アソンダイソー、GSリテールなどで多くの人員削減が行われました。
一方、新型コロナウイルスの影響で、ネットショップの配送が急増し、韓国の電子商取引大手「クーパン」の雇用が3521人増えたほか、ハンファソリューションとサムスン電子では、1000人以上増えたということです。