新型コロナウイルスの影響で、延期されていたことしの予備軍の訓練が、1日4時間へと短縮して行われます。
国防部は29日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組みつつ、予備軍に求められる最低限の戦闘能力を維持するため、2泊3日の日程で行われていた動員訓練を含むすべての訓練を、1日4時間に短縮して行うことに決めたと明らかにしました。
韓国では、兵役を終えたあと予備軍に編入され、毎年一定期間、軍部隊で訓練を受けることになっています。全体の予備軍訓練の規模が縮小されたのは、1968年に予備軍制度が導入されて以来初めてです。
国防部は、ウイルスの感染拡大防止に向け、同時に訓練を受ける人数を減らすなど、防疫対策を徹底する方針です。
また、国防部は、ポストコロナ時代に備え、予備軍の訓練を遠隔で受けられるオンライン教育システムを実施することも検討しており、11月から試験的に導入する考えです。