韓国の高校生の1日の学習時間が、平均で、5年前より50分短縮したことが調査でわかりました。
統計庁が30日に発表した「2019年生活時間調査」によりますと、高校生の学校や塾での学習時間は、1日で平均6時間44分でした。これは、2014年の前回の調査(7時間34分)より50分減っています。
学習時間を、「学校での活動時間」と、「学校活動以外の時間」に分けてみると、高校生の「学校での活動時間」は3時間47分と1時間31分短縮し、「学校活動以外の時間」は2時間57分と、41分短縮しており、学校での学習時間の短縮が目立っています。
これについて、統計庁は、「2012年からは週5日の登校が定着したほか、2014年9月から、高校での0時限目の自習時間が廃止され、遠足などの体験学習が活性化するなど、制度面で変化があった」と分析しました。
一方、小学生の1日の学習時間は4時間46分で、2014年より34分減り、中学生は、5時間57分で、2014年より44分減少しました。「学校での活動時間」と「学校活動以外の時間」に分けてみると、「学校での活動時間」は、小学生は、2014年より30分短縮した2時間48分と、中学生は、2014年より47分短縮した3時間12分でした。「学校活動以外の時間」は、小学生は2014年より5分短縮して1時間57分、中学生は、4分増え2時間45分でした。