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政治

中部地方で集中豪雨 死者6人・行方不明9人 被害相次ぐ

Write: 2020-08-03 15:05:54Update: 2020-08-04 01:58:35

Photo : YONHAP News

ソウルや京畿道(キョンギド)、江原道(カンウォンド)など中部を中心に降り続く集中豪雨で、死者・行方不明者があわせて15人に達し、各地で住宅や道路などの被害が相次いでいます。
気象庁によりますと、3日現在、ソウル、仁川(インチョン)、京畿道など首都圏をはじめ、慶尚北道(キョンサンブクト)、忠清道(チュンチョンド)、江原道(カンウォンド)の一部の地域で大雨警報が、そのほかの地域では大雨注意報が出されています。
中央災害安全対策本部が3日、発表したところによりますと、今回の集中豪雨による死者は6人、行方不明者は9人で、818人が避難しているということです。
一方、京畿道平沢(ピョンテク)市の工場の敷地では、集中豪雨による土砂崩れが発生し、3人が死亡、1人が重傷です。
住宅の浸水・冠水は190件と集計されています。 
京畿道、江原道など全国16の地域に土砂崩れ警報、12の地域に土砂崩れ注意報が出されました。
鉄道では忠北線、太白(テベク)線、中央線など5つの鉄道の運転が見合わせられ、ソウル、京畿道東豆川(トンドゥチョン)などでは道路が通行止めとなっています。
なかでもソウルでは、東部幹線道路や潜水橋(チャムスギョ)などが通行止めとなっているほか、漢江(ハンガン)沿いのほとんどの公園が浸水しています。
中央災害安全対策本部は3日午後3時に非常対応レベルをもっとも高い「3段階」に引き上げました。
ソウル、京畿道、江原道では発達した雨雲が北上し、雷をともなって1時間に最大で80ミリの激しい雨が降っています。
京畿道北部の漣川(ヨンチョン)では昨夜までに降った雨の量が250ミリ以上、江原道鉄原(チョロン)では240ミリに上りました。
気象庁は、台風4号の影響で、中部地方に停滞する梅雨前線に湿った空気が入り、前線がさらに活発化し、中部地方では、降り始めからの雨量が4日には最大で300ミリ、5日までには500ミリを超えるところもあるとみています。
中部地方では、梅雨が始まって38日目となりますが、これからさらに10日ほど続くとみられ、梅雨の期間は過去最長の記録の49日間を超える可能性もあります。
一方、南部では3日から事実上、梅雨が明け、本格的な猛暑となりました。

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