新型コロナウイルスの影響で、幼稚園や小学校が休園休校となり、自宅で子供の面倒を見なければならない家庭が増えたことを背景に、育児休暇を取る男性が急増したことがわかりました。
雇用労働部が13日に公表した統計によりますと、ことし1月から6月に、育児休暇を取った男性従業員は1万4857人と、去年の同じ時期より3766人、率にして、34.1%増加しました。
また、1月から6月に、育児休暇を取った6万205人のうち、男性が占める割合は24.7%と、4人に1人が男性となっています。
雇用労働部は、「ことし上半期は、新型コロナウイルスの感染拡大という特殊な状況で、全国的に幼稚園や小学校が休園休校となり、子供の育児問題を解決するのに、育児休暇制度を積極的に活用したものとみられる」と分析ました。
育児休暇を取る男性は、ここ10年で急速に増えています。2010年に、育児休暇を取った男性は、819人に過ぎませんでしたが、2019年には2万人を超え、雇用労働部は、ことし3万人を超えるとみています。