ソウル市は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、今月21日から30日まで、10人を超える規模の集会を禁止すると発表しました。 
首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、ソウル、京畿道（キョンギド）、仁川（インチョン）は、防疫措置を第２段階の「社会的距離の確保」に引き上げました。
防疫措置が第2段階に引き上げられた首都圏では、防疫指針に基づき、屋外では100人を超える規模の集会が禁止となりましたが、ソウル市はさらに、10人を超える規模の集会を21日から禁止することを決めました。10人以上の集会禁止は、防疫措置の第3段階に当たる措置です。
ソウル市は、禁止措置に違反した集会の主催者と参加者を警察に告発する方針で、感染病予防法に基づき、300万ウォン以下の罰金を課すことができます。
今回の措置について、ソウル市は「ソウルは、人口密度が高く、流動人口が多いため、さらなる感染拡大が最も懸念される地域である。感染拡大の危険を防ぐため、先取りした措置を取ることを決めた」と説明しました。
ソウル市は、市民の安全のためには、強力な社会的距離の確保が必要であるとして、市民の協力を呼びかけました。