韓国では首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、21日の新たな感染者は324人となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者数は21日午前０時の時点で前の日より324人増えて、累計で１万6670人になりました。
新たな感染者は今月14日から連続で3桁となっていますが、300人を上回るのは初めてです。
8日間で発生した新たな感染者数はおよそ1900人となっています。
済州（チェジュ）を除いた16の市・道で新たな感染者が確認され、首都圏を中心に広がった感染が全国に広がる様相を示しています。
新たな感染者のうち、315人は国内での感染で、9人は海外からの入国者でした。
国内での感染者は、ソウルで125人、京畿道（キョンギド）で102人、仁川（インチョン）で17人と、首都圏だけで244人に上っています。
このうち、教会での集団感染が発生したサラン第一教会関連の感染者は20日正午の時点で、累計で676人となりました。
また、15日の独立記念日「光復節」にソウル中心部の光化門（クァンファムン）で開かれた集会に関連する感染者の発生も相次いでいて、集会に関係する感染者は20日正午の時点で60人となっています。
濃厚接触者に関する疫学調査を行っている関係箇所も150か所に達しており、感染者はさらに増えるとみられています。
亡くなった人は2人増えて、合わせて309人になりました。