新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているなか、韓国人の半数以上が、社会的距離の確保措置をもっとも高いレベルの第3段階に引き上げる必要があると考えていることがわかりました。
世論調査会社「リアルメーター」がニュースチャンネル「YTN」の依頼を受けて21日、全国の成人男女500人を対象にアンケート調査を行って、24日、結果を発表しました。
それによりますと、社会的距離の確保措置の第3段階への引き上げについて、全体の55.9%が「感染拡大を早期に封じ込めるために必要な措置だ」と答えたということです。
「経済への影響などを考慮して慎重に決めるべきだ」という回答は40.1%でした。
今回の調査の信頼水準は95%、標準誤差は±4.4ポイントです。
社会的距離の確保措置が第3段階に引き上げられれば、屋内・屋外に関係なく10人以上が集まる集いや行事はすべて禁じられます。
また第2段階でもすでに運営停止となっているカラオケやインターネットカフェなどの感染リスクの高い施設だけでなく、それよりも感染リスクが低いカフェや宗教施設、映画館などの施設も利用停止となります。
無観客試合として行われていたスポーツ競技も全面的に中止され、学校や幼稚園、保育園は遠隔授業に切り替えられるか、休校・休園となります。
公共機関は、運営に欠かせない最小限の職員を除くすべての職員がテレワークに切り替わります。