韓国は梅雨明け以降、全国的な猛暑に見舞われていますが、台風が接近した26日の電力需要はことしに入って最大となりました。
産業通商資源部と電力取引所によりますと、26日午後３時の電力需要は8909万キロワットとなり、ことしの夏の最高値を記録しました。
台風８号が北上しながら南の暑く湿った空気を韓半島にもたらしたことで気温が上昇し、午前から電力需要が高まりました。
産業通商資源部は当初、７月末から８月の第２週までの間に電力需要が最大値に至るものと見通していましたが、過去最長期間の梅雨によって、予想よりも２週間遅れた26日に最大電力需要を記録しました。
産業通商資源部は、需要は高まったものの電力需給は安定した状態を保ったと明らかにしました。
一方、気象庁によりますと、来週からは気温が低くなる見込みで、電力需要も低下するものとみられます。
産業通商資源部の関係者は、「残暑に備えて、夏場の電力需給の対策期間が終わる９月第３週まで、安定した電力需給管理に万全を期す」と語っています。