首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が続き、28日の新たな感染者は371人となりました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者数は28日午前0時の時点で前の日より371人増えて、累計で1万9077人になりました。
新たな感染者の数は、首都圏での集団感染が本格化した今月14日から15日連続で3桁が続いています。
おおむね200~300人台で推移したあと、前日の27日は441人に跳ね上がり、南東部・大邱(テグ)市で新興宗教団体での集団感染が起きた2~3月以降では初めて400人を超えました。
28日は300人台に減少しましたが、台風の影響で前日の検査数そのものが少なかったことが影響したものとみられます。
新たな感染者のうち、国内での感染は359人、海外からの入国者は12人でした。
地域別では、ソウルが145人、京畿道(キョンギド)112人、仁川(インチョン)27人と、首都圏が284人となっています。
首都圏のこれまでの累積の感染者数は7200人で、2~3月に新興宗教団体での集団感染が起きた大邱(テグ)市を初めて上回りました。
ソウルでは「サラン第一教会」と光復節の15日にソウル中心部で開かれた大規模集会に関係した感染者が増え続けており、南西部の光州(クァンジュ)や全羅南道(チョンラナムド)でも集団感染が続いています。
亡くなった人は3人増えて316人になりました。