大型で強い台風9号が韓半島に接近しています。
気象庁によりますと、台風9号は2日午前6時に、中心気圧が940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は47メートル、強い風が吹く範囲は半径370キロに発達し、済州島（チェジュド）南部の西帰浦（ソギポ）の南およそ410キロの海上を、時速16キロのゆっくりした速度で北北東に進んでおり、今夜9時には西帰浦の東およそ150キロの海上を通過する見通しです。
台風の接近を受けて政府の中央災害安全対策本部は、２日午前９時、「風水害危機警報」を最高レベル４の「深刻」の段階に引き上げました。
風水害危機警報レベルは、関心、注意、警戒、深刻の４つとなっています。
また山林庁は、2日午前7時、全国17の大都市と道の広域自治体に対して土砂災害警報を「警戒」段階に引き上げるとともに、智異（チリ）山、雪岳（ソラク）山など、国立公園などにある13の散策路への立ち入りを制限しました。