台風9号に続いて、今度は台風10号が接近しています。
気象庁によりますと、台風10号は、3日午前9時にグアムの北西1000キロ付近の海上を、時速16キロのゆっくりした速度で西北西に進んでいます。
中心気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は秒速35メートルと強く、日本の西部を通過して、7日には韓半島南岸に上陸するものと予想されています。
その後、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)付近を通って北韓東部の元山(ウォンサン)方面へと進む見込みです。
台風10号は、4日には超大型に発達して、5日から6日にかけて最大風速が秒速50メートル以上に達する可能性があるとされています。
これまでで最も強い風を伴った台風は、2003年の台風14号で、このときの最大風速は秒速51.1メートルでした。
台風10号は強い風を伴うとともに、韓半島を南から北へと貫通する可能性が高いため、韓国に及ぼす影響は台風9号よりも大きいものとみられます。
しかし気象庁は、今後の発達を見守る必要があるとしています。