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政府は、冬のインフルエンザと新型コロナウイルスの流行が重なる事態に備えて、無料化の対象を広げて国民の37%にあたる1900万人に、インフルエンザ予防接種を行うことになりました。
インフルエンザ予防接種は、これまでは、生後6か月から13歳までの児童、65歳以上の高齢者、妊婦が無料化の対象となっていました。
しかし、ことしは、14歳から18歳までの中学・高校生と、62歳から64歳までの人も対象に含め、これによって国民の37%にあたる1900万人が無料化の対象となります。
また無料化するワクチンは、これまでは「3価ワクチン」でしたが、ことしは「4価」に変更します。
また、ことしは対象者が増えるため、年齢別に予防接種の開始時期が指定されます。
生後6か月から9歳までは9月8日から、10歳から18歳までは9月22日から、62歳以上は10月中旬から無料で予防接種が受けることができます。
インフルエンザは新型コロナウイルスと症状が似ているため、政府は同時に流行する事態に備えて、一度の検査でふたつを同時に検査できる診断キットも導入する方針です。