康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、オンラインで開催された東アジア首脳会議(EAS)の外相会議に参加し、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着のために、韓国・北韓・アメリカの首脳間の合意の履行と対話再開の重要性を強調しました。
外交部によりますと、康京和長官は9日にテレビ会議形式で開かれた東アジア首脳会議の外相会議に参加して、「過去1年間、韓半島平和プロセスの進展には困難もあったが、3か国首脳が示したビジョンや戦略的方向に沿って、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着のための努力は、持続されなければならない」と述べました。
そして首脳間の合意の忠実な履行と対話の早期再開に向けた韓国政府の取り組みに対する、国際社会の支持を呼び掛けました。
今回の会議にはASEAN=東南アジア諸国連合10か国をはじめ、韓国、アメリカ、日本、中国など合わせて18か国が参加しました。
康京和長官はまた、感染症対策などの南北協力を通じて、南北関係の進展を実現するための韓国政府の努力について説明し、各参加国は首脳間の合意とともに、国連安全保障理事会決議の履行の必要性も強調したということです。
また南シナ海をめぐる米中対立について康長官は、航行の自由や紛争の平和的解決が重要性だとする韓国政府の立場を改めて明らかにしました。
康長官は、ASEANプラス3(韓日中)、韓国・ASEAN外相会議にも参加して、新型コロナウイルスへの対応に向けた多国間の協力体制や、韓半島情勢をめぐる韓国・北韓・アメリカの対話の必要性を強調しました。