マスクの生産が増えて、需給が安定していることから、政府は、これまで輸出を禁止してきたサージカルマスクと飛沫遮断用マスクの輸出を、15日から認めることになりました。
食品医薬品安全処は、サージカルマスクの供給体制を、今の「公的供給体制」から「市場型需給管理体制」に切り替えると発表しました。
この背景にはマスクの生産が増えて、需給が安定していることがあります。
サージカルマスクは、これまで生産量の80%以上を公共目的で出荷して医療機関などに供給してきましたが、供給体制が変わる15日からは、市場での需要・供給に応じて自由に取り引きできるようになります。
また、サージカルマスクと飛沫遮断用マスクの輸出も15日から認められます。
メーカーごとに毎月の輸出許容量が決められ、直前2か月の平均生産量の50%を超えない範囲内で輸出が可能になるということです。
また、市販のマスクを買い入れて海外に搬出して利益を得ることを防ぐため、輸出の資格は、マスク製造業者や製造業者と契約を結んだ業者などに限ることになりました。