新型コロナウイルスの新たな感染者は、11日午前0時の時点で176人確認され、累計で2万1919人になりました。
中央防疫対策本部によりますと、新たな感染者176人のうち、海外からの入国者は15人で、残りの161人は国内での感染だということです。
地域別には、ソウルが61人、京畿道(キョンギド)が47人、仁川(インチョン)8人などと、首都圏だけで116人でした。
また重症患者は、前日より6人増えて175人となり、死者は4人増えて350人となりました。
1日の新たな感染者は、先月末に400人台まで急増しましたが、徐々に減少して、今月3日からは9日連続で100人台となっています。
10日は155人と、100人台半ばとなっていましたが、11日は176人と、やや増え、100人台後半になりました。
一方、ソウルの総合病院など、首都圏で新たな集団感染が発生しており、大田(テジョン)や忠清南道(チュンチョンナムド)、光州(クァンジュ)などでも感染が続いていて、感染の拡大が懸念されています。
こうしたなかで防疫当局は、首都圏でとられている「社会的距離の確保」の「2.5段階」を、今後も延長するかどうか、今週末に決めることにしています。