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社会

大学病院長ら「医学部生に受験の許可を」 国民に謝罪 

Write: 2020-10-08 14:43:54Update: 2020-10-08 16:37:57

大学病院長ら「医学部生に受験の許可を」 国民に謝罪 

Photo : YONHAP News

全国の主要大学病院の病院長たちは、多くの医学部4年生が医師国家試験の受験を拒否したことについて、国民に不安を与えたとして謝罪しました。
大学病院長たちは8日、「新型コロナウイルスで国全体が厳しい状況にあるなか、医学部生たちの受験拒否で国民を不安にさせた」として謝罪し、「新型コロナウイルスへの対応で、医療スタッフの人手が不足している状況で、2700人の医学部4年生が医師国家試験の受験ができなくなる場合、来年、深刻な医療の空白が生じるおそれがある」と懸念を示しました。
ことしの医師国家試験は、受験対象者(3172人)のうち86%が医学部の定員拡大など政府の医療政策に反対して医療界のストライキに参加し、受験を拒否しました。
病院長たちは、「ストライキによって新型コロナウイルスの感染防止に最善を尽くせなかったことに対する批判も甘受する」として、「医学部生たちが今後、医師として然るべき業務に就けるようにしてほしい」と呼びかけました。
しかし、保健福祉部は、「医師たちの集団休診以降、政府が医師国家試験を1週間延期するなどチャンスを与えたが、医学部生たちが拒否した状況でもう一度チャンスを与えるのは適切ではないうえ、国民の世論や他国の試験との公平性などと踏まえると、受験は不可能だという方針に変わりはない」と明らかにしました。
病院長たちは、国民権益委員会に医師国家試験に関する仲裁を要請しています。

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