韓国南東部の蔚山（ウルサン）市南区で、33階建て高層マンションで火災が起き、90人以上が煙を吸うなどして病院に搬送されました。
８日午後11時過き、蔚山市南区の33階建て「アールヌーボー・アパート」の12階付近から火が出て、上の階に燃え広がりました。
このマンションは、3階までが商業施設、4階から33階までが住宅になっていて120世帯が住んでいますが、住んでいた人たちは、消防士の指示にしたがって、非常階段で屋上に避難するなどして、4時間後の午前3時までに避難した53人全員が救助されました。しかし、90人以上が煙を吸うなどして病院に運ばれました。
火元は12階の住宅のバルコニーとみられ、火は風にあおられて外壁の建材を伝って、外から燃え広がっていったとみられています。
大きな炎については、およそ２時間後に消し止められましたが、消防は住宅の内部に入って、取り残された人がいないか、完全消火がなされているか、確認作業をしています。
出火の原因は、まだわかっていません。