未成年者を含む女性を脅迫し、わいせつ動画を撮らせ、SNSソフトで販売したとする、いわゆる「n番部屋事件」のムン・ヒョンウク被告人に対して、検察は無期懲役を求刑しました。
児童青少年性保護法違反などの罪で起訴された大学生のムン被告人に対する裁判は12日、大邱(テグ)地方裁判所の安東(アンドン)支部で結審し、検察は無期懲役を求刑しました。
ムン被告人は、2017年からことし初めまで、1275回にわたって未成年の被害者21人にわいせつ動画を自ら撮らせ、これを所持していたことが検察の捜査で明らかになりました。
また、2018年に警察に通報しようとした被害者の両親3人を脅迫したことも明らかになったほか、SNSソフト「テレグラム(Telegram)」でチャットルーム「n番部屋」を運営し、3762件に上るわいせつ動画を流布したということです。
検察側は、無期懲役求刑の理由について、「被告人は、緻密かつ計画的に、そして個人の欲望を満たすために犯行に及び、多数の被害者が発生したほか、動画の流通によって持続的に被害を与えている」と明らかにしました。